ビラ・セントサ

現在も使われているマレーハウスを見学できる博物館
マレーシア　マラッカ
≪ビラ・セントーサ≫

マラッカ中心部北部のマレー人居住区、カンポン・モルテン地区にあるマレーハウスのプライベート博物館。
現在も人が住んでいるが、マレー民族博物館として一般公開されている。
マジェステック・ホテルの少し先にあるマラッカ川に架かる橋を渡った辺りがカンポン・モルテン地区で、高床式のマレーハウスが建ち並んでいる。ビラ・セントーサは橋を渡った左手にある。

マレーハウスとは、マレー系民族の伝統的家屋。
マレーシアの高温多湿の気候に合うよう工夫された通気性に優れた高床式の住居である。
柵、手すり、窓、軒下にあるマレー伝統の細かい模様の彫刻も、通気性を考えた工夫。
高床式には、洪水や野生動物から身を守る、床下で家畜を飼う、物置、車庫の役割もあった。

ビラ・セントーサはイギリス植民地時代の1920年に建てられた。
伝統的なマレーハウスにオリジナルのデザインを加えているが、風通しがよく涼しい。
この家に実際に住んでいる方が一緒に部屋を回り、英語で案内をしてくれる。
各部屋にはマレーの伝統的な家具や調度品があり、マレー系の人々の
生活様式を知ることができる。
結婚式の部屋で写真を記念写真を撮ったり、幸せを呼ぶ鐘（ドラ）を鳴らすことも出来る。
入場料はないが、最後に建物維持の寄付を求められる。