ジョホール・バル
johorbahru

マレー半島南端に位置する国境の街です。隣国のシンガポールとは全長約1kmのコーズウェイ橋でつながれています。ジョホールは16世紀に滅びたマラッカ王国最後の王によって建国されました。その後、マレーシア各地が植民地化されていく中ジョホール王国は独立を保ち、独自の発展を遂げました。現在、大規模な開発計画「イスカンダル・プロジェクト」が進行中で、日々街の形は変化を続けています。

市内の移動はバスかタクシー利用となります。レゴランドへのバスは市内中心部から5kmほど離れたラーキン・バスステーションから発着している他、ホテルから無料送迎バスが出ている場合もあります。

年間を通じて1日の最高気温32度前後、最低気温22度前後です。服装は1年を通じて夏服で問題ありません。日焼け・熱中症対策は常に必要です。10月~12月ごろまでは比較的降水量が多く、1月～3月ごろは雨が少なく観光に適しています。

ジョホールバルはマレーシアで一番治安の悪い場所と言われていました。イスカンダル・プロジェクトが進行する中、警察の警備が強化され最近ではかなり改善されました。しかし、引ったくり、車上荒らし、置き引きなどは多発していますので注意が必要です。過度に心配する必要はありませんが、人気のない場所にはあまり近づかず、夜遅くの外出は控えましょう。

ジョホールバルの一番の人気スポットはやはりレゴランドです。たくさんのアトラクションやレゴで作られた世界の有名スポット、さらにウォーターパークも併設されており1日中遊べます。ハローキティーなどのキャラクターを集めたプテリハーバー・ファミリー・テーマパークも訪れてみたいスポットです。新行政都市、コタ・イスカンダルの見学もおすすめです。市内中心部には、スルタン・アブ・バカール・モスクをはじめ、歴史的建造物が多く残されています。イスカンダル計画の進展によって、様々な観光スポットも整備されていきますので、ジョホールバルの今後に期待が膨らみます。

ジョホールバルの名物といえる食べ物はこれといってないのですが、スタンダードなマレー料理は一通り揃っています。屋台街もありますが、日本人観光客が利用しやすいのは、ショッピングセンター内にあるレストランやフードコートです。大型ショッピングセンターのシティ・スクエア内にはインナーシティーというレストラン街や大規模なフードコートがありお勧めです。

ジョホールバルのショッピングセンターで一番人気はシティ・スクエアです。ブランド品からお土産から日用雑貨、食品までなんでも揃います。老舗のショッピングセンター、プラザ・コタラヤはギャレリアと名前が変わりお店も入れ替わりました。KSLシティーには大型のスーパーマーケットがあり、ローカル向けのお店が多くなっています。セナイ空港の近くにジョホール・プレミアム・アウトレットがあり、コーチやアルマーニなどの海外高級ブランドやマレーシアのローカルブランド店など約80の店舗が集まっています。