トゥン・ジュガ・プアギャラリー

サラワクの伝統的織物プアクンブのギャラリー
マレーシア　クチン
≪トゥン・ジュガ・プアギャラリー≫

トゥン・ジュガ・プアギャラリーはプアクンブという織物のギャラリー。
プアクンブ織とは、サラワク州イバン族の伝統的織物で草木染めの糸で織る絣（かすり）の布。
結婚、出産、お葬式の時など人生の節目の儀式で用いられる特別な布だ。
イバン族は首狩り族だったので、討ち取った敵の首を包むのにも使われた。
機織りギャラリー（Weaving Gallery）では、イバン族の女性が実際に布を織っている様子を見学できる。
壁に展示されているプアクンブ織の布は、だいたい縦240㎝、横120㎝の大きさで、布幅約60㎝の左右対称のものを2枚織って、中心で継ぎ合わせる。
布のモチーフは、イバン族の織り手が夢でみたもので、夢の神託を受けて作り出す独創的なもの。
ヘビやワニは神の化身であるためモチーフに多く見られる。
機織りギャラリーの奥にある、トゥン・ジュガ・ギャラリーでは、古く貴重なプアクンブが展示されている。
その他、民族衣装やアクセサリー、銀の器、ビーズ製品を見ることができる。
ギャラリーはトゥン・ジュガ・ショッピングセンター4Fにある。
訪問する場合は、前もって電話を入れて予約しておいた方がよい。