ペトロナスツインタワー（Petronas Twin Tower)

マレーシアの首都クアラルンプールのランドマーク、ペトロナスツインタワーは
1998年に完成しました。高さ452メートルで、完成から2003年までは世界一を
誇っていましたが、2004年に完成した台北101にその座を譲りました。
（ちなみに2015年7月現在、1位はドバイのバージュハリファの828ｍ。）
しかし、ツインタワーとしては、現在でも世界一の高さです。

ペトロナスツインタワーの建設にあたっては、タワー１を日本の企業、タワー２を
韓国の企業、２つのタワーを結ぶスカイブリッジをフランスの企業が担当しました。
タワー全体の形はシャープペンシルを模しており、よく見るとちゃんと根元のところに
フックが付いていますし、先端からは芯が出ています。
8角形がベースとなっており、上層部の細くなっている部分はイスラム様式の
モスクを模したデザインになっています。
ちなみに、先端のポールの付け根にある球体から、窓ガラスを掃除する際に
使うバーが出てきます。

ペトロナスツインタワーには、2か所の展望台があります。
1つは、41階（高さ170メートル）にある、２つのタワーを結ぶスカイブリッジ。
もう1つは、86階（高さ370メートル）にあるオブザベーションデッキです。
45分間のツアーに参加すれば、両方に案内してもらえますが、
１回４０名の制限があり週末などは当日行っても参加できない場合があります。
ペトロナスツインタワーのホームページから事前予約が可能ですので、
早めに予約することをお勧めします。

ペトロナスツインタワーに昇るのもいいのですが、その外観の美しさが
なんといっても最大の魅力です。特に夜景は最高です。
ペトロナスツインタワーは、クアラルンプールの街のあらゆる場所から見えますので、
夜景スポットもたくさんあります。その中でも、有名なのはタワーの向かいに
建つトレーダースホテルの３３階にあるスカイバーからの眺めです。
同ホテルのプールバーなのですが、３３階にあるにも係らずガラスが入っていない
窓があり、ツインタワーを真正面に、直に眺めることができます。
もうひとつのお勧めは、ペトロナスツインタワーの前にある噴水広場からの
眺めです。夜８時から噴水ショーが始まります。
色とりどりライトで照らされたカラフルな噴水ショーで、銀色に輝くツインタワーとの
コントラストが見事です。

噴水広場の奥から見たツインタワー



ここから、展望台へのツアーのチケットカウンターと入り口の場所のご案内です。
噴水広場とは反対側のPラムリー通り側の入り口です。



このゲートを入って、左側に曲がると地下に行くエスカレーターがあります。
これを降りるとチケットカウンターです。



こちらでチケットを購入します。

9時から1時間に2回ずつツアーがあります。
1回の定員は40名で、週末などは取れないこともあるので事前予約を。
大人RM84.8　子供RM31.8です。（2015年7月現在）

エレベーターに乗る前に流れる館内説明の動画。
煙のスクリーンに映し出されます。

41階のスカイブリッジ。

スカイブリッジからの眺望。
夜景は素晴らしいのですが、ガラスには近づけないので写真を撮る場合、
映り込みを避けることができないのが残念です。

ペトロナスツインタワーの横にある銀行のビルが下の方に見えます。



遠くを見るのもいいですが、間近でみる反対側のタワーも迫力です。

41階のスカイブリッジから、再度エレベーターに乗って、
86階のオブザベーションデッキに到着です。
ペトロナスツインタワーの模型、クアラルンプールの街の模型などが展示されています。

外を見ると隣のタワーの先端部分が正面に見え、上の方前昇ってきたことを
実感できます。
その向こうに見えるKLタワーが低く見えます。

窓に近寄って、隣のタワーを見下ろしてみました。
この眺めもなかなかです。

 

ツインタワーの正面にある噴水広場では、毎晩20時から噴水ショーがあります。



銀色の重厚なツインタワーを背景にカラフルな噴水ショー、
なかなか見事なコントラストです。




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