ジオパーク・インフォメーション・センター

ランカウイジオパークに関して学べる展示館
マレーシア　ランカウイ
≪ジオパーク・インフォメーションセンター≫

ジオパークとは、ユネスコ支援によって2004年に設立された「世界ジオパークネットワーク（GGN)」という組織が認定する自然公園のこと。
地質学（geology）と公園（park）を組み合わせた造語。
科学的・文化的に貴重な地形や地層など、その土地や地球の成り立ちを知ることができる地質遺産を含む自然公園をいう。
それら地質遺産を保護しつつ、地域の教育・科学振興、観光事業へ活用し、持続可能な方法で地域の発展を目指すことを目的としている。
2007年にランカウイは東南アジアで初めて「世界ジオパーク」に認定された。

ジオパーク・インフォメーション・センターはオリエンタル・ビレッジ内にある。
ランカウイジオパーク全体の説明とランカウイ島で採取された岩石、鉱物、化石などが展示されている。
パンフレット、地図も無料で配布されている。
ランカウイには３つの地質森林公園（ジオフォレストパーク）がある。
＜マチンチャン・カンブリアン・ジオフォレストパーク＞
ランカウイ北西部一帯は、マレーシア国内で一番古い5億5千万年前のカンブリア紀の地層が残っている。東南アジア最古の熱帯雨林、マチンチャン山、テラガ・トゥジュの滝、ダタイ湾などがある。ランカウイケーブルカーからマチンチャン山の山肌を見ることができる。
＜キリム・カルスト・ジオフォレストパーク＞
ランカウイ島の東側一帯。5億年前のオルドビス紀の石灰岩地層が残っている。様々な形の切り立った岩山、鍾乳洞、マングローブ林を見ることができる。
＜ダヤン・ブティン・マーブル・ジオフォレストパーク＞
ダヤン・ブンティン島南部とトゥバ島中央部。約2億5千万年以前のペルム紀の大理石地層が見られる。様々な色の大理石が採れる。無数の洞窟や子宝に恵まれるという言い伝えが残るダヤン・ブンティン湖がある。