イポー
ipoh

ペラ州の州都。19世紀後半、キンタ渓谷で錫の鉱脈が発見され急速に発展し「億万長者の街」と呼ばれました。石灰岩の景勝地としられ、霹靂洞、三寶洞など洞窟寺院が点在しています。また、温泉が出る事でも有名で、温泉を利用した保養施設やレジャー施設などもあります。旧市街にはイポー鉄道駅を始め、歴史的建造物が多く残されています。最近では、映画「セカンドバージン」のロケ地として話題になりました。

イポーはそんなに広い街ではありませんので、市内は徒歩での移動が可能です。霹靂洞（ペラトン）、三寶洞（サンポトン）、ケリーズキャッスルなどの郊外の見どころへはバス、もしくはタクシーを利用します。近郊バスステーションは市内から5kmほど離れた場所にあります。

年間を通じて1日の最高気温33度前後、最低気温23度前後です。服装は1年を通じて夏服で問題ありません。日焼け・熱中症対策は常に必要です。10月~12月ごろまでは比較的降水量が多く、1月～3月ごろは雨が少なく観光に適しています。

イポーはあまり治安の良い場所ではありません。日中街中を散策する上で、あまり危険を感じることはありませんが、人通りの少ない場所に一人で立ち寄るのは避けましょう。また夜間の外出は十分注意してください。

イポーの一番の見どころは洞窟寺院です。特に霹靂洞（ペラトン）と三寶洞（サンポトン）は見応えがあります。映画「セカンドバージン」のロケ地として話題になったケリーズキャッスルも是非訪れてみたい場所です。
旧市街には錫で栄えた20世紀初頭の歴史的建造物が数多く残されており、街を散策しながらこれらを見て廻るのはイポー観光の定番です。

イポーはグルメの街として知られています。マレーシア全土で定番料理となっているチキンライスはイポーが発祥という説があります。またイポーのもやしは絶品です。なんだもやしか！と思われるかもしれませんが、しゃきしゃきとした歯ごたえでやみつきになります。石灰岩に覆われた地形で豊富な地下水を使ったもやしの栽培が盛んになりました。イポー・サーフォーファンという米できた平たい麺を鶏のだしが効いたあっさりしたスープでいただく、いわゆるイポーヌードルも地元の名物です。そして、もうひとつ忘れてはいけないのがホワイトコーヒーです。練乳をたっぷり加え、泡が立つまでかき混ぜて飲む甘いコーヒーです。暑いイポーにぴったりの飲み物です。

どちらかというと観光とグルメがメインの街ですが、イポーパレードという大型のショッピングセンターがあります。