2015.09.26

 トピックス

日本旅行業協会とマレーシア政観 100万人プロジェクト覚書Phase2調印

2015年9月25日(金)16時より、東京千代田区のセンチュリーコート丸の内にて、
日本旅行業協会(JATA)とマレーシア政府観光局は、年間渡航者100万人プロジェクト推進に
向けた覚書Phase2の調印式を行った。

両者は2012年4月に、マレーシアへの日本人渡航者年間100万人を目指し、
「年間渡航者100万人プロジェクト推進に向けた覚書」を交わした。
2015年3月に3年間のプロジェクトが終了したが、目標の100万人は達成できなかった。
しかし、2014年には55万人を達成、プロジェクト発足前の150%増となり、
一定の効果を見た。

そこで、2015年10月より3年間で、再び年間100万人を目指すため、
同プロジェクトPhase2の覚書を調印する運びとなった。



笑顔で覚書を交換する、日本旅行業協会理事長 中村達朗氏とマレーシア政府観光局
シニアダイレクター ダト・ムサ・ユソフ氏。



マレーシア政府観光局 ダト・ムサ・ユソフ氏のコメント

日本にマレーシア政府観光局の支局が置かれて43年目となる今年、
ジャパン・ツーリズム・アワード プロモーション部門において、
「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム(MMH2)プログラム」が優秀賞を受賞したことは、
大変うれしいニュースでした。
これを機に、さらにプロモーション活動に力を入れて行きたいと思います。
今後、マレーシア政府観光局は、工夫と革新に満ちたパッケージを提供し、
100万人達成に向けて進んで行きたいと思います。

日本からマレーシアへの渡航者を増やすにあたって、航空会社の座席供給を
増やして行くことも必要です。
現在、日本とマレーシアの定期便は1週間に52便です。
マレーシアとシンガポールの間は156便、タイとの間は146便飛んいることを
考えると、まだまだ十分ではありません。
9月から、成田-クアラルンプール間にANAが就航したのはうれしいニュースです。
実に、10年以上の時を経て再就航となりました。
マレーシア政府は、さらに就航便を増やすべく、空港発着料の減免、
空港オフィスの無料提供などの策を検討しています。

現在、日本国内で1080台のマレーシアの広告をラッピングした
タクシーが走っています。
今後は、主要駅での広告活動、名古屋、仙台など首都圏以外での
広告活動など、さらに力を入れて行きます。
また、ランドオペレーターがマレーシアへのツアーをプロデュースしやすいよう、
サポートを行っていきます。



日本旅行業協会 中村氏のコメント

現在、東京ビッグサイトでツーリズムEXPOジャパン2015が開催されていますが、
マレーシア政府観光局が、今年を含め長年ツーリズムEXPOのスポンサーと
なっていただいてることに感謝します。
日本から海外への渡航者数は、2012年に1850万人を記録し、
2000万人を目標としてまいりましたが、円高の影響などもあり減少傾向にあります。
そん中で、今回マレーシア政府観光局と100万人プロジェクトの覚書を交わし、
引き続き協力関係を築いて行けることは、非常に心強いことであり感謝しています。

100万人達成に向けては、若者にマレーシアに行ってもらうこと、
日本人がまだ知らないマレーシアの魅力的なディスティネーションを開拓すること
が重要だと考えています。
今後、マレーシア政府観光局とさらに緊密な連絡を取りつつ、
目標達成に向けて最大限努力してまいります。



編集後記
最後に、双方の出席者全員での記念撮影が行われ、調印式は終了しました。

今後、具体的にどのようなプロモーションが行われるのか、とても楽しみです。
トラベルガイド・マレーシアも、100万人達成に向けて、少しでも力になれるよう
努力して行きたいと思います。